読みもの · 2026年10月24日
柴又観光の半日モデルコース|帝釈天・山本亭・矢切の渡しを歩く

柴又は、東京の東のはし、葛飾区にある下町です。浅草から電車で30分ほど。半日あれば、柴又駅から参道を歩き、柴又帝釈天の彫刻を見て、山本亭の庭を眺めながらお抹茶をいただき、寅さん記念館をめぐって、矢切の渡しで江戸川を渡ることができます。どこも歩いてつながっている距離です。
この記事では、その道順にそって、開館時間・料金・気をつけたい休みの日をまとめました。わたしたちの宿「柴又BnB」は、ちょうどこの道すじの真ん中にあります。
半日コースの早見表
立ち寄り先 | 時間 | 料金 |
|---|---|---|
柴又駅前の広場 | いつでも | 無料 |
帝釈天の参道 | お店によって違う | — |
柴又帝釈天(彫刻ギャラリー・邃渓園) | 9:00〜16:00 | 400円(境内は無料) |
山本亭 | 9:00〜17:00・第3火曜休み | 100円 |
寅さん記念館・山田洋次ミュージアム | 9:00〜17:00・第3火曜休み | 500円 |
矢切の渡し | 10:00〜16:00 | 300円(小人100円) |
時間と料金は2026年10月時点のものです。変わることがあるので、お出かけ前に、記事のいちばん下にある公式の案内で確かめてください。
柴又への行き方
柴又駅は京成金町線の駅で、京成高砂駅から1駅です。浅草からは、京成線へ乗り入れる都営浅草線の電車で京成高砂駅まで行き、金町線に乗り換えます。30分ほどで着きます。
上野からは京成本線で京成高砂駅へ行き、同じように乗り換えます。北総線を使うなら、新柴又駅から寅さん記念館まで歩いて12分ほど。新柴又駅のまわりについては新柴又駅の案内にまとめています。
1. 柴又駅前:寅さんとさくら

柴又は、1969年に始まった映画『男はつらいよ』の主人公・寅さんのふるさとです。駅を出るとすぐ、1999年に建てられた寅さんの銅像があります。2017年には、旅に出る寅さんを見送るように、妹さくらの像も加わりました。
ここで一枚撮るのが、柴又観光のはじまりの定番です。広場の向かいから、帝釈天へ続く参道が始まります。
2. 帝釈天の参道:草だんごとせんべい

駅から帝釈天の山門までの参道は、歩くだけなら5分ほど。でも、たいていはもっと時間がかかります。両側には古いお店が並び、柴又名物の草だんご(よもぎを練りこんだおだんご)、せんべい、和菓子、熊手やだるまといった縁起ものが店先をにぎわせています。
映画の中で、寅さんの実家はこの参道のだんご屋さんです。ひとつだけ食べるなら、つくりたての草だんごに、あんこをのせたものをどうぞ。
Google マップでの帝釈天参道の評価は★4.4、クチコミは約1,350件です(2026年10月時点)。よく話題にのぼるのは「寅さん」「昭和」「草餅」「下町」で、おみやげに草だんごを買ったという声もよく見られます。
3. 柴又帝釈天

参道の突き当たり、二天門をくぐると柴又帝釈天(題経寺)の境内です。境内は無料で歩けます。
いちばんの見どころは彫刻ギャラリーです。帝釈堂の外の壁には、法華経のお話を彫りこんだ細やかな木彫りがびっしりとほどこされていて、ギャラリーではお堂のまわりを歩きながら間近に見られます。同じ券で、回廊をめぐりながら眺める日本庭園「邃渓園」にも入れます。にぎやかな参道から一歩入っただけで、驚くほど静かです。
Google マップでの柴又帝釈天の評価は★4.3、クチコミは9,000件以上です(2026年10月時点)。いちばん多く話題になっているのは「寅さん」と「参道」。彫刻のある帝釈堂は、Google マップでは別の場所として★4.7の評価がついています。
- 彫刻ギャラリーと邃渓園:9:00〜16:00
- 共通の券で大人400円、小中学生200円
4. 山本亭

帝釈天から少し歩くと、山本亭があります。大正から昭和にかけて建てられた、もとは個人のお住まいです。書院造の日本家屋に洋風の意匠がとりいれられた和洋折衷のつくりで、ステンドグラスの窓や、六角形のタイルを敷きつめた床が残っています。
いちばんの見どころは庭で、海外でも評価の高い書院庭園です。庭に面したお部屋に座って、お抹茶(練りきりの和菓子つき、1,000円)をいただけます。入館料は100円です。
Google マップでの山本亭の評価は★4.3、クチコミは約1,500件です(2026年10月時点)。話題のいちばんは「抹茶」で、座敷に座って庭を眺める時間の落ち着きを書いた声が多く見られます。
- 開館:9:00〜17:00
- 休み:毎月第3火曜日(祝日・休日なら直後の平日)、12月は第3火・水・木曜日
5. 寅さん記念館・山田洋次ミュージアム
山本亭のとなり、江戸川の土手ぞいにあるのが葛飾柴又寅さん記念館です。映画の撮影で実際に使われた寅さんの実家「くるまや」のセットが撮影所から移されていて、昭和30年代の帝釈天参道を再現したジオラマや、映画で使われた衣装も見られます。展示は3年に一度新しくなり、いちばん新しいのは2025年4月です。
同じ券で、映画を撮った山田洋次監督の山田洋次ミュージアムにも入れます。映画を見たことがなくても、昭和の東京の暮らしをあたたかく感じられる場所です。
Google マップでの寅さん記念館の評価は★4.3、クチコミは約4,100件です(2026年10月時点)。いちばん多い話題は「昭和」。なつかしいセットや暮らしの道具を楽しんだという声が多く、映画を知らなくても楽しめたという声もあります。
- 開館:9:00〜17:00(休みは山本亭と同じ)
- 一般500円、小中学生300円、シルバー400円
- 山本亭とのセット券は一般550円
6. 矢切の渡し:舟で江戸川を渡る

記念館から川ぞいを少し歩くと、渡し舟の乗り場です。矢切の渡しは、江戸時代のはじめから、柴又と千葉県松戸市の矢切のあいだ、およそ150メートルの江戸川を結んできた渡し舟です。柴又帝釈天とあわせて「残したい日本の音風景100選」にも選ばれています。(2024年現在、手こぎでの運航はしていません。)
Google マップでの矢切の渡し(柴又側)の評価は★3.7、クチコミは約480件です(2026年10月時点)。いちばんの話題は「船頭さん」で、渡るあいだの船頭さんの話が楽しかったという声がたくさんあります。乗り場が分かりにくい、時刻表がなく人が集まったら出る、という声もあるので、下の地図で場所を確かめて、時間に余裕をもって行くと安心です。
- 運航時間:10:00〜16:00
- 3月中旬〜11月:毎日(7月・8月は月曜・火曜休み、祝日は運航)
- 12月〜3月上旬:土曜・日曜・祝日だけ(1月1日〜7日は毎日運航)
- 中学生以上300円、小人(4歳〜小学生)100円
- 天気が荒れた日はお休み
渡ったあとは、そのまま川ぞいを歩く人もたくさんいます。空の広い江戸川の土手は、柴又で夕日を眺めるのにいちばんの場所のひとつです。

半日のモデルコース
- 10:00 柴又駅:寅さんとさくらの像の前で記念写真
- 10:15 参道:草だんご
- 10:40 帝釈天:彫刻ギャラリーと邃渓園(1時間ほど)
- 12:00 参道でお昼ごはん
- 13:15 山本亭:庭を眺めながらお抹茶
- 14:15 寅さん記念館・山田洋次ミュージアム
- 15:30 矢切の渡し(16:00まで運航)
気をつけたいのは2つ。山本亭と寅さん記念館は毎月第3火曜日がお休みです。また、12月から3月上旬の矢切の渡しは、土曜・日曜・祝日だけの運航です。
柴又に泊まるという選び方

柴又は日帰りで訪れる人が多い町ですが、夕方と朝には別の顔があります。日が暮れると参道の灯りがともり、お店が開く前の朝は、通りが静かでほとんど人がいません。帝釈天の山門は朝5:00に開くので、静かな朝のうちにお参りすることもできます。
柴又BnBは一棟まるごと貸切の宿で、帝釈天と山本亭まで歩いて3分、矢切の渡しまで4分です。コンビニ、スーパー、コインランドリーも歩いて3分のところにあります。くわしくはお部屋と周辺のページをどうぞ。
よくある質問
柴又観光にはどのくらい時間がかかりますか?
この記事のコースなら半日で回れます。1日あれば、江戸川ぞいの散歩もゆっくり楽しめます。
柴又帝釈天は無料で入れますか?
境内は無料です。彫刻ギャラリーと邃渓園は共通の券で、大人400円です。
矢切の渡しは冬も乗れますか?
12月から3月上旬は、土曜・日曜・祝日だけ運航しています(1月1日〜7日は毎日)。天気が荒れた日はお休みです。
浅草から柴又へはどう行きますか?
電車で30分ほどです。京成高砂駅まで行き、京成金町線に乗り換えて1駅で柴又駅です。